手術療法、放射線療法、化学療法(薬物療法)。
これら3つはがん治療の3大化学療法と言われており、癌をせん滅する目的で使われている為がん細胞を物理的に破壊、除去するといった攻撃的な治療になっています。

今回紹介する鍼灸治療は3大化学療法のようにがん細胞を直接除去する治療法ではなく、体力を増加させることでがん治療のサポートをすることが出来る治療法です。

体力が失われがちながん治療を成功させるために鍼灸治療を行う人が増えており、これからのがん治療にも大きく貢献する治療法なので、今回は鍼灸治療について細かく紹介したいと思います。

鍼灸治療とは

鍼灸治療とは、身体の至る所にあるツボにステンレス製の細い鍼を刺し、ツボの下にある神経や筋肉を刺激することによって効能を得たり、艾を使った火による刺激を使ったお灸施術を実施することにより体に良い効果を与えることで、癌治療のサポートを測った治療法です。

元々はアロマサロンや鍼灸サロンなどで、疲れた体を癒したい人や体の中を健康に美しくしたい人が実施していた施術方法ですが、がんを治療する際に抗がん剤などの影響で弱ってしまった身体を健康に導くために近年ではがん治療と平行して鍼灸治療を行う人が増えています。

どんな効果を得ることが出来るの?

鍼灸治療をがん治療に活かすことで得ることが出来る効果について紹介したいと思います。

血行促進効果

鍼やお灸によってツボを刺激することにより、身体の血行を良くすることが出来ます。
体の血行が良くなると、血液の流れによって身体の末端まで温めることが出来るので体の運動機能が向上します。
新陳代謝も活発になり、新しい細胞を作ろうと身体が変化し始めるため、投薬や手術などでボロボロになっているがん治療中の身体を良い方向へ回復させることが出来ます。冷え性で悩んでいる人や筋肉が弱くなっていることで体力が落ちている患者さんが鍼灸治療を行うことで以前よりも深く眠りにつくことが出来るようになり、睡眠による体力の回復効果を以前より体感できるようになるそうです。がん治療を成功させるためには正しい睡眠と血行促進が大切なのです。

免疫力向上

ツボを刺激し、身体を温めることによって治療の中で酷使してしまった体の細胞を新しく作り替え、免疫力を向上させることが出来ます。
免疫力が向上するとがんが増殖することや転移することが難しくなり、症状が悪化するスピードを遅くすることが出来ます。免疫力を向上させることにより得られる症状の悪化遅延を狙って鍼灸治療を行う人もいる程なので効果を期待することが出来ます。

体力の回復

抗がん剤を使った治療は一般的ですが、癌を消滅させるまでに長い時間を必要としています。
抗がん剤を使った治療は効果があると言われていますが、その分体力も消耗します。
(副作用による消耗が殆どです)
半年以上投薬を続ける人もいますが、長期間続けてしまうと薬の副作用の影響により体がボロボロになってしまい治療前の半分以下の体力になってしまいます。鍼灸治療を行うことにより大体の方が1か月ほどで体力が戻ったことを実感することが出来る程の効果を得ています。
抗がん剤だけでなく他のがん治療を行いながら、鍼灸治療を行うことで体力の低下を防ぎ、元気がある状態の身体でがんを消滅させるために治療を行うことが出来ます。

鍼灸治療の方法と安全性

鍼灸治療をがん治療に活かしたいけれど、どんな方法で施術をしているのかもわからないし、安全性もわからない。

興味はあるけれど実行に移すことが出来ないという人に向けて、鍼灸治療の方法と施術の安全性について解説したいと思います。

鍼灸治療の方法と安全性

鍼灸治療の方法は至ってシンプルです。
各効能が決まっているツボの位置に針やお灸を使いツボを刺激することにより体に良い効果を与えます。

皮膚の薄い層に刺激を与えるため、痛みを感じることはほとんどなくお灸の場合でも少し暑いなと思う程度だと思います。

もっと効果が欲しいと感じている人はお灸の火力を強くする人もいるそうですが、通常は体に跡が残って欲しくない人が殆どですので痛みを感じない程度の施術にする人が多いようです。

施術自体も非常に安全で、効果は臨床試験によって「抗がん剤の副作用、神経症状を和らげる効果がある」と報告されています。

鍼を刺す治療を行う際には、抗がん剤の作用によって血小板が少なくなっているかどうかを医師に確認の上で施術を行うことでより安全にがん治療をサポートすることが出来ます。

まとめ

今回はがんの代替治療である「鍼灸療法」について紹介させて頂きました。
抗がん剤による治療は効果がありますが、体力と免疫力を大きく失ってしまうため治療の成功率を向上させるためにも鍼灸治療を治療の中に取り入れ健康体に近づくために行動を始めてみませんか?